前の自分よりも
   
   
2008/05/24
   
   
こんばんは。

今日、ソフトボールの練習で、低学年の子たちで試合をしま
した。ノックなどの基本練習ばかりだとあきてしまうので、
試合(形式の練習)をしたわけです。

チーム分けをしたとき、ある子が、「○○がこっちに来たら
負けちゃう」と他の子から言われて、泣いてしまいました。

きついひと言です。
そういうことは言っちゃだめだ、と注意しました。

が、子どもというのは正直だから、つい自分の思ったことを
率直に言ってしまうもの。
やっぱり勝ちたいという思いが、ついそんな気持ちとなっ
て、言葉となって表れてしまう面もあります。

でも、言われた方も、悔しい。
こういうことが高じると、いわゆるいじめにつながることも
あるでしょう。

言った方の子にも、「もし、自分がそう言われたらどう
だ?」と聞くと、「やっぱりいやだ」と言います。
「自分が言われていやだったら、人に言うのもやめような」
と言うと、うんとうなずきました。

言われた方の子にも、話しました。
「ああ言われたら、いやだよな。悔しいよな」。
涙を流しながら、コクンとうなずきます。

「でも、コーチは知ってるよ。○○は、前よりもずっとうま
くなっているってことを。投げるのも、打つのも、最近すご
くうまくなったよな。だから、あんなこと言われても、気に
するな。うまくなっているんだし、これからまた、もっとう
まくなっていけばいいんだから。見返してやろうぜ」

確かに、その子は、ソフトボールをはじめてまだ1年も経っ
ていないので、技術的にはまだ下の方です。
でも、ここ最近でどんどんうまくなってきているのも、事
実。

だから、他の子と比べたら「うまくない」ということになり
ますが、前の自分と比べたら「うまい」のです。

それが事実なので、そのままを伝えたつもりです。

ぷれし〜どのコンセプトの「き・く・あ」、つまり、「きそ
わない・くらべない・あらそわない」の「比べない」は、1
つには、「他と比べない」ということを意味しています。

他(人)と比べるのではなく、自分のありのままを認めよう
ということ。

前の自分より成長しているのであれば、それでいいじゃない
か。その自分をありのまま認めよう、ということ。

さらに言うと、たとえ成長していなくても、そのありのまま
を認めよう、ということでもあるのですが、まあ、前の自分
と比べるくらいはよしとしよう、という感じでしょうか。

何を足がかりにしてもいいのですが、要は、ありのままの自
分を認める、というところにいけるといいのではないかと思
うのです。
少しずつでも、近づいていきたいものだなあ。

そんなことを、あらためて感じさせられた一コマでした。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima