心・技・体
   
   
2008/06/09
   
   
こんばんは。

水泳の北島康介選手が、昨日のジャパンオープンで、見事、
20メートル平泳ぎの世界新記録を樹立、圧勝しました。

今話題のスピード社の水着、「レーザーレーサー」(LR)
を着用していたことで、他の北京オリンピック代表に対して
も、水着の自由選択が許可される流れになりそうです。

そういえば、その昔、「♪職業選択の自由、アハハ〜ン♪」
というコマーシャルがありましたね。

今の日本代表の選手たちは、きっと、「♪水着選択の自由、
アハハ〜ン♪」と歌いたいことでしょうね。

この「LR」という水着、材質をはじめ、各種画期的な機能
を盛り込んであり、性能的にかなり優れたものがあるみたい
です。

数年前、スピードスケートで「スラップスケート」が突如出
現し、好記録が続出、一気にスラップ化が進んだときのこと
を思い出します。

ただ、スラップもLRも、それさえ使えば必ず記録が急上昇
するかというと、そうとは限らない模様。

スポーツでは、よく、「心・技・体」と言われます。

心(精神)、技(技術)、体(肉体)の3つがすべてそろっ
たときに、最高のパフォーマンスが発揮できるということで
す。

別の言い方をすれば、どれかが欠ければ、パフォーマンスも
落ちるということ。

だから、何かと水着(特に「LR」)ばかりが注目される騒
ぎに対して、北島選手が、「泳ぐのは僕だ」と3ヶ国語で書
かれたTシャツを着て、釘を刺したわけです。

心・技・体で言えば、水着は、技の1つということになるで
しょう。

技には他に、泳ぐ技術、試合での戦略や作戦、レースに至る
までの練習法やコンディショニングなどもあります。

それらトータルで「技」なわけですが、陸上選手がスパイク
にこだわるように、野球選手がグローブやバットに細心の注
意を払うように、水泳選手が水着に心を配るのは、ある意味
で当然とも言えます。

いずれも、技を支える大事な要素、大切な道具であるわけで
すから。

そして、大きいのは、この技の一要素である道具が、「心」
にも影響を与えるということです。

北島選手をはじめ、今回好記録(日本新など)を出した選手
たちが、口々に、「自信をもって北京に臨める」と言うよう
に、「LR」が与える心理的な効果は、かなり大きなものが
ある。

逆に、もし使えないとしたら、それが原因で、自信がなくな
ったり、不安を抱いてしまったりということも、大いに考え
られます。現に、そう漏らしている選手やコーチもいるよう
ですし。

「勝てさえすれば何でもあり」と言うつもりはありません。

が、アスリートとしては、「心・技・体」を、考えうる限り
最高の状態にもっていって、最高のパフォーマンスができる
よう、最善を尽くしたいと思うのが当然でしょう。

「心・技・体」は、それぞれ関係のない要素ではありませ
ん。それどころか、どれも互いに密接に影響し合うパート
(部分)です。

3つのパーツが、互いに生かし合い、よきパートナーとして
力を発揮し合えるよう、納得の道を進んでほしいと思いま
す。


   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima