もともとゼロ
   
   
2008/03/04
   
   
おはようございます。

人間、生きているといろいろなことで悩みますね。
もちろん、僕も悩みます。

悩むということは、何を悩むのかといえば、
「うまくいくように」悩むわけです。

「思い通りにいくように」と言ってもいいかもしれません
が、思い以上にうまくいく場合も含めて、うまくいくように
したいのが、人情。

逆に、うまくいかないとき、うまくいきそうにないときに、
悩むということになります。

仕事やお金や人間関係や健康など、目に見える部分で、うま
くいく。
また、自分の気持ちがOKであれば、出来事的に、表面的に
どうであっても、うまくいっている、という、目に見えない
部分でのうまくいく、というのもあるでしょう。

いずれにしても、プラスを増やしていきたいという方向性
が、人間には備わっているようです。

ところが、そのプラスが増えない、もしくは、減ってしま
う、マイナスになる、と思えるときに、悩みが生まれるわけ
です。

もちろん、プラスの方向性を持つというのは、いいことだと
思います。楽しいですし、エネルギーも回りやすいですから
ね。

でも、よく考えてみると、人間は、もともと“ゼロ”でし
た。
あなたも、僕も。
形としては。

生まれる前はゼロだったし、生まれたときも、文字通り「裸
一貫」でスタートしたわけです。

日々のさまざまなこと(先ほど言った、“目に見える部
分”)も、もともとはじめはゼロだったことに気づきます。

うまくいかない、何かを失うというのは、何か大きなマイナ
スになるように感じてしまうので、悩みというモードに陥っ
てしまうわけですが、一歩引いて中立的に見てみると、どん
なところまでマイナス方向に行ったとしても、もともとのゼ
ロに戻るだけ。

そう考えると、悩みの淵にはまったときも、一つ深呼吸をし
て、「もともとゼロだったんだから」とつぶやいてみたら、
沈みかけた自分も、浮き上がるかもしれませんね。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima