晴れのち涙のち虹
   
   
2008/03/09
   
   
こんばんは。

今日は、3月9日、サンキュー(39)の日。
(メルマガでも書きました)

朝、窓を開けると、気持ちのいい青空でした。
それを見て、まず、サンキュー。

そして、今日は朝から、息子のソフトボールチームの1年間
(年度)の納会を行いました。

納会と言っても、大人(親たち)の納会ではなく、6年生の
卒業をお祝いする会です。

1人1人が、1つ1つの思い出、1つ1つの場面を思い出し
ながら、贈る言葉を伝え、お礼を言う。

卒業生も、在校生も、監督やコーチ、お父さん、お母さん
も、みんながお互いに、感謝を伝え合う、とてもあたたかく
ていい会になりました。

そして、お昼からは、卒業生とのお別れ試合。

空は、やはり、気持ちのいい青空でした。
晴れの日にふさわしく。

試合をしながら、試合を見ながら、ちょうどその時間
は・・・

名古屋国際女子マラソンが、行われていました。

僕は、高橋尚子さん(Qちゃん)の大ファンなので、青い空
に向かって、応援を送っていました。

「本当に素晴らしい姿を見せ続けてくれて、ありがとう」と
いう気持ちとともに。

そして、きっと、いや、当然、優勝して、北京への切符を手
にしてくれると信じていました。

しかし・・・

その後待っていたのは、とても、とても残念なニュ
ースでした。

Qちゃんが、まさかの27位。
タイムも、これまでのマラソンではなかった記録に終わりま
した。
さらに、レース途中でトイレにまで行ってしまった、とい
う・・・

血の気が引き、しばし呆然としてしまいました。

涙。

僕は、残念の海の中に沈みました。
Qちゃんを応援していた人も、みんな残念だったでしょう。

でも、Qちゃん本人の中の残念さには、比ぶべくもない。
とても想像できるものではありません。

それを思うと、本当に涙が出てきました。

でも、夜のテレビ番組でQちゃんの姿を見て、再び光が差し
ました。

「自分でも不思議で、夢の中にいるようだった」というくら
い、混乱と不本意にまみれたであろうレースを、最後まで止
まることなく走り通した。

そして、ゴールに入ったQちゃんは、スタンドに向かって、
いつも通り、笑顔で深く一礼をしたのです。

「ありがとうございます」の言葉とともに。

人間の本性は、窮地に陥った時に出ます。

たとえそれが、強がりだったとしても、本当の窮状で強がり
を出せたとしたら、それを出せるだけの深さと芯を、その人
は持っている、ということになると思います。

今日のQちゃんに、僕はそれを見ました。

だからこそ、Qちゃんなんだ。
このQちゃんだからこそ、これほど多くの注目と声援を集め
ることができるんだ。
そして、また応援したくなるんだ。

オーラというものがあるとしたら、
こういうところに出るのだと思います。

僕は、テレビを見ながら、このオーラを見た気がしました。
そして、それは、涙のあとの虹に見えました。

虹を見せてくれたQちゃんに、あらためて、
「ありがとう」
と感謝の言葉を贈りたいと思います。

これからも、もちろん応援していきます。


   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima