データ入力
   
   
2008/03/13
   
   
おはようございます。

「過ぎたるは及ばざるが如し」
といいます。

「出る杭は打たれる」
ということとも、ちょっと通じるところがあると思います。

横並び意識の強い日本では、「出過ぎたことはしないよう
に」という規制が、他人(社会)からも、自分自身でも、か
かりやすい面があるかもしれません。

確かに、ただ自分の都合だけで、「過ぎたる」ことをしてし
まって、他人に迷惑をかけるというケースもあるでしょう。
実際に迷惑になるようであれば、そうならないように注意し
たいもの。

でも、ただ単に他人の目を気にして、「過ぎたる」ことをし
ないようにと自らブレーキをかけてしまったり、無駄なこと
は悪とばかりに、「過ぎたる」を避けようとしたりするの
は、自ら人生の機会を奪ってしまうことになるのではないで
しょうか。

人生は、「データ入力」のようなものだと思います。

パソコンにデータを打ち込むと、それに応じて、文字が表示
されたり、画面が切り替わったりするように、
私たちも、日々、思いや言葉や行動というデータ入力を繰り
返して、それに応じた人生が映し出される、というふうにな
っている。

実は、データには、優劣や正邪はないのかもしれません。

普通は、自分の置かれた環境や社会的な縛りや自分の感情的
な部分や思い込みで、「このデータは良い」「このデータは
悪い」などと判断してしまいますが、大きな目で見ると、ど
のデータが良くて、どのデータが悪いという差はないという
ふうに見えてくる気がします。

そう考えると、「過ぎたる」も、データをたくさん打ち込ん
だということに過ぎない。
むしろ、たくさん入力してよかったじゃない、と見ることも
できる(これも判断ですが)。

せっかくの人生、「過ぎたる」を避け過ぎることなく、いろ
いろなデータを入力して、楽しんで生きたいものです。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima