受け身
   
   
2008/03/18
   
   
こんばんは。

合気道の体験に行ってきました。

息子にどうかと思い、近所の合気道教室に付き添って行った
のですが、「お父さんもどうですか?」と言われ、一緒にや
ったのです。

まあ、言われる前から、やる気まんまんでしたが。

やってみて・・・

いやあ、難しいもんですね。

運動大好きで、昔、剣道もやっていましたから、合気道もい
けるかなと勝手に思っていましたが、思うようなスムーズな
動きはなかなかできないものです。

まあ、はじめてですから、当たり前なのかもしれませんが。

特に、「受け身」がぎこちなかったです。
稽古の終わりに、先生はおっしゃいました。
「今日やったことは、忘れてください。ペタッ、コロッ、ポ
ンの受け身以外は、全部忘れてもらって結構です」

きっと、それだけ受身が大事ということなのでしょう。

合気道というものが、そもそも、自分から仕掛けていくもの
ではなく、攻撃から身を守るという、「受け」を主としたも
のだということでもあるかもしれません。
素人の勝手な解釈ですが。

柔道も似た側面があるようです。

山下泰裕さんが、記事の中でやはり、「柔道は、投げられる
練習から始めます。つまり、受け身から入るのです」という
趣旨の話をされていました。

攻撃、自分から踏み込んでいく、攻めていく、というのも、
大事なのでしょうけれど、まず、受けあっての攻めというこ
となのかもしれません。

ただ何もしない、消極的な受け身ではなく、来たものの力を
うまく受け流すような、ある意味で積極的な受け身。

それが上手になっていくと、流れに乗るのも一層上手になり
そうな気がします。

すると、そこに余裕が生まれ、動きが生まれ、自分から踏み
込んでいくことも一層しやすくなるのではないか。

そんなことを楽しみにしながら、合気道を学んでいこうかと
思います。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima