光に乗る
   
   
2008/03/20
   
   
こんばんは。

昨日の続きで、「光に乗る」について語るのでしたね。

アインシュタインの相対性理論によれば、物体の速度が上が
っていくと、経過する時間がだんだん短くなっていくのだそ
うです。
そして、光の速度、つまり光速に達すると、ついには時間が
経過しなくなる。

たとえば、ロケットに乗っているとしましょう。
このロケットのスピードをだんだん上げていくと、そのロケ
ットの中では、だんだん時間の経過が遅くなっていくという
のです。

そして、ロケットのスピードが光速に達したとすると、中に
乗っている人にとっては、時間が止まってしまう。
つまり、光に乗ると、時間はゼロになるということなので
す。

そんなこと、毎日の生活の中では考えられませんよね?

でも、本当にそうでしょうか?

私たちは、「時間があっという間に経った」という言い方を
することはありませんか?
ありますよね。そう、“楽しいとき”です。

楽しく充実しているとき、私たちは、時間の経つのを忘れま
す。時間の経過を短く感じます。
時計の針は3時間も回っているのに、自分の中では、3分く
らいにしか感じなかった、とか。そういった経験は、誰にで
もあるんじゃないでしょうか。

これが、もっと楽しさや充実度が増して、極限に達すると、
まるで時間が止まったような感覚になることも(わずかな間
にせよ)ある。

このとき、私たちは、“光に乗っている”んだと思います。
意識の上では、時間が経過しなくなっている状態です。

僕は、これを、「意識の相対性理論」と呼んだりしていま
す。

楽しさや充実の他にも、集中や没頭や無我夢中というのが最
高潮に達した時も、同様の感覚に入りますよね。

昨日話した、“フロー体験”のときも、同じような時間感
覚、充実感、夢中感、満たされ感を味わうことができます。

だから、フローに乗るときと楽しいとき、何かに夢中になっ
ているときというのは、ある共通の状態が出現していると言
える。

そう、そのとき、私たちは、“光に乗っている”のです。
きっと。

そして、“光”には、毎日乗ることができます。

難しいことはありません。
誰にでも、“望み”はあります。

何でもいいので、心から楽しむこと。
何でもいいので、無我夢中になること。

その“とき”、あなたは切符を手にすることができるはずで
す。

新しい感覚が鮮やかに走り出すための切符を。
“新・感・鮮”の切符を。

その席は、自由です^^。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima