人生芝居
   
   
2008/03/27
   
   
こんばんは。

昨日、「運命は決まっているのか?」という話をしました。

決まっているのか、いないのか、僕はよくわからないけど、
と言いましたが、実は、今のところは、「運命は決まってい
る」と考えています。

根拠や証拠、明確な理由は、ありません。

でも、巷でよく言われる、
「大体(9割方)決まっているけど、残り(1割くらい)
は、自由意志で決める(変える)ことができる」
という折衷案は、結局、何も決まっていないというのと変わ
らないように思えます。

かと言って、何も決まっていないというのでは、この世界
が、変化はするけど、これだけ安定的であることの説明がつ
きません。

だから、実は、すべて決まっているのではないかと考えるわ
けです。

でも、もしそうだとすると、私たちの人生は、決められたレ
ールの上を走るだけの、とてもつまらないもののように感じ
られてしまうのではないでしょうか。

あらかじめ決まっているのなら、なぜわざわざ生まれてき
て、わざわざ生きていく必要があるのか?

それじゃあ、まるで、台本の決められた芝居のようなものじ
ゃないか?

そうなんです。

まさに、人生は、台本通りに進む芝居のようなものだと思う
のです。

人生や運命が、台本のように決められているとすると、たぶ
ん多くの人が、「それじゃあ、つまらない」とか「意味がな
い」と感じることでしょう。

でも、芝居の場合はどうでしょう?

しっかりと決まった台本があって、役柄もそれぞれ決まって
いて、全員が台本、つまり、筋書きにしたがって、それぞれ
の演技や役割を果たすことによって、最高の感動が生まれる
のではないですか?

台本も決まっていなくて、それぞれが勝手に、バラバラに動
いてしまっては、きっと芝居としての出来はあまりいいもの
にはならないことでしょう。

役は、主役だけではありません。
脇役もいれば、大道具も、小道具も、演出家も、みんな必要
不可欠です。

その与えられた役割を、1つ1つ後悔なく演じ、こなしてい
くこと。

こんなふうに、「人生=芝居」と見てみると、運命(筋書
き)はすべて決まっていて、決められた台本を、しっかり
と、堂々と、淡々とこなしていくことが、芝居を最高のもの
にする、というつながりも見えてきます。

楽しい人生芝居を。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima