コンプレックス
   
   
2008/04/01
   
   
おはようございます。

今日は、朝から快晴。
パキッとクリアな、それでいて深さも感じさせる、清清しい
青空でした。

2月から、朝のウォーキング通勤を続けている僕にとって
は、もう家を出る前からワクワクです。

家を出て歩き出すと、やっぱり気持ちいい!
いい年度初めだな〜、と思いながら、颯爽と足を進めます。

と、

びゅぅぅぅーーーーー!

風が、強い。

髪の毛が、ドワーーっと乱れます。

歩きながら、手で整えようとしますが、
再び、びゅぅぅぅーーーーー!
髪の毛が、ドワーーっ!

僕は、サラサラヘアではないので、髪が風になびくという感
じにはなりません。

サラサラどころか、かなり強烈なくせ毛(天然パーマ、縮れ
毛)なので、アフロヘアか鳥の巣か!?という感じになって
しまうのです。

何度か直しましたが、繰り返すばかり。

そして、
「ああ、まあいいや」
と直すのをやめました。

以前だったら考えられません。

というのも、このくせ毛は、僕のコンプレックスだったから
です。

今日みたいな風の強い日や、雨の日(湿気の多い日)は、僕
にとって憂鬱な日でした。

だって、髪の毛がクルクルクルっ、クシャクシャクシャっ、
ドワーーっと乱れて、広がってしまうんですから。

「なんで、こんなくせ毛なんだ」

アフロか鳥の巣か!?というのは、僕にとって忌むべきもの
でした。

ストレートヘアに憧れましたねぇ^^。

でも、ここしばらくは、あまりコンプレックスではなくなっ
たのです。

きっかけは、茂木健一郎さんだったように記憶しています。

茂木さんといえば、本やテレビなどで大活躍の脳科学者。
某NHKの『プロフェッショナル・仕事の流儀』のホスト役
を務めているといえば、ああ、あの人ね、とわかる人が多い
んじゃないでしょうか。

茂木さんって、かなり、“鳥の巣”じゃないですか。
(茂木さん、すみません)

でも、どうも、それを気にしている様子は皆無。
それどころか、これが自分の“スタイル”だ、と言わんばか
りに、いつも見事な鳥の巣ぶりです。

ご本人は、ヘアスタイルのことは意識もしていないかもしれ
ません。

訊かれれば、「ああ、僕はこういう髪ですから」とでも言い
そうな感じです。

それよりも(ヘアスタイルのことはどうでもいいから)、自
分の興味のあることややるべきことに意識は集中している。
のだとすれば、そういうところにもまた、茂木さんのスタイ
ルが表れている。

茂木さんを見ていて、そんなことを感じたのです。

結局、鳥の巣のことを気にかけていない。
自分の髪の毛はこうなんだ、と(自然に)受け入れている。

別に、これでいいじゃん。

そうなると、コンプレックスではなくなったのです。

受け入れられなくて、サラサラでありたい、ストレートじゃ
なきゃいやだ、という思いが強かったときは、コンプレック
スだったのに。

コンプレックスは、「否定」から生まれるのですね。

もちろん、それを次なる力に振り向けて前進する、というの
もありでしょう。

でも、受け入れて、「肯定」すると、コンプレックスは消え
て、自分のスタイルが芽生え始める。

風に吹かれて、何度か髪を直したあと、ああ、そうだった、
と気づいたのでした。

そういえば、僕の好きなアインシュタインも、“鳥の巣系”
だったぞ。
お釈迦様や仏像の螺髪(らほつ)も、こんな髪の毛だったの
かもしれないな(買いかぶり過ぎですね^^)。

そんなことも思いながら、ぐぐーっと肯定モードになって、
鳥の巣を春の風に乗せて広げながら、気持ちよく、洋々歩い
て行ったのでした。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima