バランス
   
   
2008/04/15
   
   
おはようございます。

今朝、ウォーキング通勤をしていると、服の袖が上着の袖か
ら出ているのに気づきました。

右の袖だけ。

黒の上着の袖から、ベージュのシャツの袖がビヨ〜ンとはみ
出しているので、結構目立ちます。

しかも、両腕が出ているのならまだしも、右だけなので、妙
にアンバランスです。

左の方も引っ張り出すのですが、手を振って少し歩くと、元
通り、右だけビヨ〜ン。

2、3度やってあきらめました。
「アンバランスだな〜」と苦笑いしながら。

でも、そのとき、ふと思いました。

「バランスって、とらなきゃいけないんだろうか?」

「バランス」は、多くの場合、良いものとされています。
特に、日本ではその傾向が強いでしょう。

心と体のバランス、収入と支出のバランス(CMでおなじみ
のフレーズですね)、仕事と家庭のバランス・・・

いろいろな場面で、「バランスが大事」とされています。
「あの人は、バランスがいいよね〜」というのは、大体ほめ
言葉でしょう?

逆に、「アンバランス」や「偏り」というのは、マイナスに
とれられることが多いように思います。

近年、“スピリチュアル”なことがブームですが、あまりに
入れ込んだり、とらわれたりすると、バランスを崩してしま
います。
だから、僕も、「精神性と現実性のバランスが大切ですよ」
と自分や人に言ってきました。

そういう意味で、確かに、バランスが大事ということはあり
ます。

でも、あまりにバランスにとらわれ過ぎるのも、いかがなも
のか?

物事は、完全なバランスがとれていると、動きにつながりま
せん。確固たる安定にはなるかもしれないけれど、動きのな
い、固まった世界になってしまいます。

まず、バランスが崩れて動きが生じ、そのアンバランスをよ
り戻そうとする動きが続いて、バランスまでたどり着く、と
思ったら、またバランスが崩れて・・・
という動きを繰り返しながら、世界や物事は躍動している。

と考えると、アンバランスやある種の偏りも必要、というこ
とになります。

それに、「バランス、バランス」ってとらわれていること自
体、アンバランスですよね。これは、矛盾です。

バランスとアンバランスを楽しもう。
そんなことを考えながら、ビヨ〜ンの右袖を見て、再び苦笑
いをしたのでした。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima