時を超えて
   
   
2008/05/10
   
   
こんにちは。

時を超えてつながる、ということがあります。

先日、ブックオフに立ち寄りました。
ある本がないかな、と探しに。

その本は結局なかったのですが、探している途中に、別の本
が目に飛び込んできました。

「なつかしいなあ」

僕は、その本を手にとりました。
僕が前に勤めていた出版社の本でした。

十数年ぶりに再会したその本は、当時もそれほど売れなかっ
たと記憶しています。
たぶん、ブックオフでなければ(普通の新刊書店では)、見
つけることはなかったでしょう。

パラパラッと中を見ると、
僕の興味のある内容がたくさん。

清水の舞台から飛び降りる・・・までもなく、即、買いです
(105円なんだもーん^^)。

それにしても、驚きました。

当時は、何度も手にしていた(出荷していましたから)の
に、読んだことがありませんでした。
読もうともしなかった。
正確に言うと、読んでもわからなかったのかもしれません。

ところが、今の僕には、最も関心のあるテーマであり、内容
の本なのです。

同じ本なのに。

人間は変わるんだな、とあらためて感じさせられました。
自分も変わってきているんだ、と。
あたりまえですが。

こういうことは、以前読んだ本でも、ありますよね。
久しぶりに読んだら、前のときには気づきもしなかったとこ
ろに、ハッとさせられた。
何度も読んでいるのに、読むたびに気づきがある。
同じ内容なんだけど、自分への響き方や自分がそこから感じ
取るものが、随分と変わった。などなど。

「諸行無常」、ならぬ、「自己無常」を感じた次第です。

奥付を見ると、なんと、その本は、僕がその出版社に転職
(入社)したときに出版されたものでした。
知らなかった!

時を超えてつながる、ということってありますね。

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima