3Eで喜びを
   
   
2003/04/04
   
   
『クリエイティビティ イン ビジネス』という本の中におも
しろい一節を見つけました。

毎日を、至福の中で過ごすための方法についての一節です。

それは、Easy(簡単で)、Effortless(努力がいらず)、
Enjoyable(楽しい)という「3E」で生きる、というもの。
「簡単で、努力がいらず、楽しい」ことだけをする、という
のです。
この姿勢を生活に取り入れると、毎日がエネルギーと充実
感、平和と満足に満ちてくるようになる。

自分が今やっていることが3Eかどうか?
とてもシンプルでわかりやすいチェックポイントだと思いま
せんか?

ただ、これは「楽をして、受身で、気ままに」という消極的
な生き方とは全く違う。
むしろ、「目の前のことに夢中になって、全力を集中し、喜
びを得る」という前向きなあり方を言っているようです。

その状態を、Enthusiasm(熱中)と言う。この言葉のギリシ
ャ語の語源は、「神がかる」というような意味だそうです。
人が何かに熱中している時って、ある意味で神と一つになっ
ているということなのかもしれませんね。

東洋でもこれに通じるものが・・・「喜」という漢字の成り
立ちに、それを見ることができます。

「喜」という字の真ん中にある「口」は、神様の口のことな
のだそうです。その下の部分は、「たかつき」という神様へ
の捧げ物を置く台状のものを象った(かたどった)ものだと
のこと。
つまり、昔の人は、「喜び」とは、神様に自分を捧げて食べ
られている(おもしろい表現ですね)状態だと考えていたん
ですね。やはり、神様と一つになっているということを指す
のでしょう。

3Eで暮らせば、毎日、誰でも、神様と一つになれる。大き
な喜びを得ることができる。それが、喜びを人に与えること
にもつながる。

今日から3E、いかがですか?

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima