シャカリキ(!?)に生きる
   
   
2003/04/09
   
   
今日4月8日は、お釈迦様の誕生日。
(あ、もう9日になっていました。笑)

僕は仏教徒ではないし、仏教をきちんと学んだこともありま
せん。
でも、おそらくお釈迦様からはかなり大きな影響を受けてい
るのではないかと思います。

基本的に穏やかに物事を進めていこうとする、とか、自分の
内面を掘り下げていこうとする求道的なところがある、と
か、最終的にはお任せだよなと思っているとか・・・

その他にも、日常の生活習慣や風習、行事といったところで
も仏教からの流れのものってものすごく多いと思いますか
ら、その面でも否応なしに影響を受けていると言えるでしょ
う。それは、僕だけでなく、多分日本人の多くにもあてはま
ること。
そういうものも通しながら、やはり“ものの考え方”という
点で、僕を含めた多くの日本人のベースの1つとして、お釈
迦様の存在があるのではないでしょうか。

その仲介者は歴史の中であまたいらっしゃったわけですが、
とりわけ大きな役割を果たしたのは、聖徳太子だったと思い
ます。
「和をもって尊しとなす」
これが十七条の憲法に入れられた真意のすべては知りません
が、ともかくこの言葉を通じて、お釈迦様という存在、お釈
迦様の考え方がその後の日本に広く深く浸透していったとい
うことは間違いないでしょう。

あるいは、それは“日本的なお釈迦様”の誕生だったのかも
しれません。
八百万の神を尊び、自然とともに生きていたであろう当時の
人々のあり方に、「和」という共通項を通じて、お釈迦様も
入ってきた。そして、うまく溶け合った。その溶け合い方
も、まさに「和」だった。

ともするとバタバタしがちな毎日の中で(もうホントおはず
かしいくらいバタバタしちゃうもんですから。笑)、ちょっ
と立ち止まって、「和」ということに心をむけようと思いま
した。

和=調和。
自然との調和、人との調和、自分との調和・・・

でも、だからといってただただ穏やかに、ほんわかとしてい
ればいいというわけでもない。しっかり動くことは大切だと
思います。
調和を保ちながら、その中で能動的に、集中して、熱中して
生きていく。
そんな風になりたいなと思いました。
(シャカリキの本当の意味って、ひょっとしてそういうこと
だったりして・・・)

   
   
   
   
Copyright : Ryo Takashima