誕生日といえば、お釈迦様は生まれたときに空を指差して
「天上天下唯我独尊」と言った、という伝説がありますね。
生まれてすぐの赤ん坊が立つかあ!?しかも、しゃべるか
あ!?その上、発した言葉が「天上天下唯我独尊」!?とい
う素朴な疑問はありますが(もっとも、その前に、お釈迦様
はお母さんのわき腹から生まれた、というストーリーだそう
ですので、素朴な疑問度はさらに深まるわけですが)、それ
はともかく、この言葉はおもしろいですよね。
この言葉の解釈は幾とおりかあるようです。
その一つは、「この世界で、私(=お釈迦様)が最も尊い人
間である」というもの。文字を見ると、そのようにも感じら
れますね。
他にも解釈はあるようで、そのうちどれが正しいかはここで
は置いておきたいと思います。
僕がなるほどと思った意味というのは「この世界の中で、誰
もが唯一の存在で、だからこそ誰もが尊いのだ」というも
の。
前者が「私がナンバーワンだ」と言い換えられるとすれば、
後者は「私たちはみんなオンリーワンなんだ」と言い換える
こと
ができるでしょう。
ドラマの主題歌にもなって大ヒット中のSMAPの歌『世界
に一つだけの花』に、こんなフレーズが出てきます。
♪花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている♪
さらに、
♪それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?♪
と。
う~~~~む、ほんとそうですよね。
僕らは(少なくとも僕は)、おうおうにしてそれを忘れてし
まう。本来の姿を、元々そうなんだよということを忘れてし
まう。
ぷれし~どでお伝えしているコンセプト“きそわない・くら
べない・あらそわない生き方”というのは、まさにこの歌が
語りかけていることなんですよ。
う~~~~む。槇原敬之(作詞・作曲)はスゴイ。
ちなみに、去年の秋に行ったSMAPのコンサートで、この
歌が歌われていました。その曲の紹介の時、キムタクが「僕
がSMAPの歌の中で一番好きなのは、これです」と言って
ました。
この名曲は、最後のところでこんなメッセージを伝えていま
す。
♪小さい花や大きな花
一つとして同じものはないから
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one♪
「天上天下唯我独尊」&「世界に一つだけの花」。
元々のところにかえるとき、そしてオンリーワンとして生き
ていくとき、僕たちは最もきれいな花を咲かせることができ
るんだと思います。
P.S.
うん、決めた!
『世界に一つだけの花』をぷれし~どのテーマソングにしま
す。
『世界に一つだけの花』の全歌詞を知りたい方はこちら↓
http://www.sound.jp/verse_/sa/smap/sekai.htm
|