おはようございます。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
といいます。
「出る杭は打たれる」
ということとも、ちょっと通じるところがあると思います。
横並び意識の強い日本では、「出過ぎたことはしないよう
に」という規制が、他人(社会)からも、自分自身でも、か
かりやすい面があるかもしれません。
確かに、ただ自分の都合だけで、「過ぎたる」ことをしてし
まって、他人に迷惑をかけるというケースもあるでしょう。
実際に迷惑になるようであれば、そうならないように注意し
たいもの。
でも、ただ単に他人の目を気にして、「過ぎたる」ことをし
ないようにと自らブレーキをかけてしまったり、無駄なこと
は悪とばかりに、「過ぎたる」を避けようとしたりするの
は、自ら人生の機会を奪ってしまうことになるのではないで
しょうか。
人生は、「データ入力」のようなものだと思います。
パソコンにデータを打ち込むと、それに応じて、文字が表示
されたり、画面が切り替わったりするように、
私たちも、日々、思いや言葉や行動というデータ入力を繰り
返して、それに応じた人生が映し出される、というふうにな
っている。
実は、データには、優劣や正邪はないのかもしれません。
普通は、自分の置かれた環境や社会的な縛りや自分の感情的
な部分や思い込みで、「このデータは良い」「このデータは
悪い」などと判断してしまいますが、大きな目で見ると、ど
のデータが良くて、どのデータが悪いという差はないという
ふうに見えてくる気がします。
そう考えると、「過ぎたる」も、データをたくさん打ち込ん
だということに過ぎない。
むしろ、たくさん入力してよかったじゃない、と見ることも
できる(これも判断ですが)。
せっかくの人生、「過ぎたる」を避け過ぎることなく、いろ
いろなデータを入力して、楽しんで生きたいものです。
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